話の内容を魅力的にするには、話したいテーマに合わせて、次のような内容を入れると効果的です。

 テクニック１．自分の体験談を入れる

人は、相手が経験したストーリーに興味を持ち、共感します。「自分にはこんな経験がある」と自己開示をしましょう。

 テクニック２．誰かの体験談を入れる

年齢や性別、仕事をしているかなど、様々な状況の人の体験談をなるべく多くストックしておきます。聞き手がもっとも共感できそうな人の体験談を話すと効果的です。

 テクニック３．専門家の評価を入れる

この効果は、物理学の〇〇という教授によって実証されています」など、専門家の評価を入れると、話したいテーマに説得力を持たせることができます。

 テクニック４．有識者や著名人、芸能人などの話を引用する

「ココ・シャネルの名言に “人生がわかるのは、逆境のときよ” という言葉があるのですが、大成する人は逆境に強いのですね」など、聞き手がイメージしやすい人物の名言などを入れると効果的です。

 テクニック５．ユーモアを盛りこむ

聞き手が思わずクスっと笑ってしまう、ユーモアを盛りこみましょう。

笑いをとる！と意気込むと難しいので、初めは深く考えず、話のネタを何パターンか試し、必ず笑ってもらえるネタがあったら、鉄板にするといいでしょう。

 まとめ

人は誰しも、「自分の話を聞いてもらいたい」という欲求を持っています。

伝えたいことが、きちんと伝わると、話し手も聞き手も、互いに気持ちがスッキリし、適切な反応をすることができます。

前提として、「自分の思いは、伝えようとしなければ、伝わらない」という考えを持っておくといいでしょう。

自分と他者とは、ものの見方、捉え方、考え方、認識力などあらゆる面において、大きな違いがあるのです。この違いを越え、「どうしたら伝わるか」と考えながら話す力が、トーク力なのです。