人に好かれるたった1つの秘訣とは |
1.人に好かれるたった1つの秘訣 |
人に好かれることとは、人が喜ぶような影響を与えること。 では、どのような時に人が喜ぶかというと、それは「心が満たされた時」です。 具体的には、「承認」によって心が満たされた時に、人は心の底から安堵感や強い充足感、自分の存在価値や自信を得ることにつながります。そこには、私たち誰もが求める強い「承認欲求」が関係しています。
<承認欲求の影響とは?> まずはこの言葉をご紹介しましょう。 ・人間の持つ性情のうちでもっとも強いものは、他人に認められることを渇望する気持ちである。(心理学者ウィリアム・ジェームズ) ・私たちには人から認められたい(他者承認)、自分も自分を認めたい(自己承認)という承認欲求がある。(心理学者アブラハム・マズロー)
つまり、自分の存在理由や、存在価値を確かめたいという、誰もが心の深くに持つ非常に強い欲求です。 この承認欲求が、いかに大きく私たちに影響しているかというと、 例えばイジメや無視といった、承認とは真逆の行為を受けつづけた人はどうなるでしょうか。 自分の存在価値を感じることができなくなってしまい、精神的に落ち込み、やがては自分の命を絶つような思考に追い込まれてしまうこともある。それほど、私たちは「承認」を必要としているのです。 そしてそれは、決して自分だけでは満たすことはできません。周囲の人から存在価値を認めてもらうことが必要です。 だからこそ、人に好かれる秘訣とは、「承認を与えてくれる人」であること。 その存在は私たちにとって不可欠で、多くの人が慕い、その人の下へ集まるのです。 |
2.与えた承認は自分に戻ってくる |
ではさっそく、承認を与える人になろう。 そう思っても、どこかで見返りを期待してしまったり、人に与えるばかりで損するのでは? 自分が満たされないのではないか。 こうした不安は誰にでも生まれるものです。 そこで、この法則をご紹介します。 心理学の用語で「返報性の法則」というものがあります。 その1つとして「好意の返報性」とも言われる、自分の受けた承認(好意・行為)に対してお返しをしなければならないという心理が働くとされます。 例えばFacebookなどのSNSで、「いいね!」をよく押してくれる人に対して、 自分もその人の投稿を見かけたら「いいね!」を押してあげたいと思う。 「ずいぶん仕事を覚えて成長したね。」と上司から褒められれば、 「○○さん(上司)のお蔭です。ありがとうございます。」と御礼を返すでしょう。 こんな風に、日常の小さなことでも、何かしてもらった承認の好意・行為に対してお返しをしようという意識が私たちにはあるのです。 あなたが、相手のためにと承認を与えることは、 相手からの承認が、何らかの形であなたのところに返ってきます。
相手にどうしてもらいたい、という見返りを期待して行うのではなく、まずは自分が相手に承認を与えることにフォーカスしていきましょう。 |
3.与える基準(レベル)を高くする |
人から好かれるために、承認をただ与えればいいというものではありません。 周囲の人と同じレベルで与えていれば、その他大勢の1人です。 あなたがその中で際立って信頼を得て、人に好かれる存在になるには、その基準を高める必要があります。 「誰でも」できる何気ない承認の行為であっても、 「誰よりも」高いレベルで行っていきましょう。 例えば・・・ 承認の言葉や行為は、いつもの5倍、10倍を意識する 日によって変えるのではなく、いつでも徹底して与える ここまでやってくれるの?と、相手が驚くレベルまでやる あなたが誰かに頼みごとをしたとします。 期待以上のことをしてもらったなら、「自分のためにここまでやってくれたのか」と嬉しくなりませんか。 反対に、頼みごとを忘れられたり、雑に対処されたなら、「自分は軽んじられている」と感じるのではないでしょうか。 相手に対してとった行動だけでなく、相手と関わる姿勢そのものが、承認につながります。 その基準を高めてこそ、より多く、強く相手の心を満たすことができるのです。 |