トーク力が高い「話が魅力的な人の特徴」実践レベル3

 テクニック1.聞き手が「自分ごと」として耳を傾けるよう話す

トーク力のある人の話は、聞き手が「この話は自分に必要だ」と感じます。

人が最も関心を持つのは、自分自身に関することです。

 

「自分ごとだ」と思ったときに、相手の話に強い関心を示すのです。

自分ごとだと思わせるには、問いかけが効果的です。

 

具体的には、「得られるメリット」もしくは「何かを避けられる」イメージを

描かせるフレーズが有効です。

 

 

◇目的思考型(得られるメリット)

:望みが叶う、欲を満たせる、成果を得られるなど、目的を追求することに意識を向けて行動する。そのため、「得られるメリット」に対して、強く反応し、動機づけられる傾向があります。

◇問題回避型(何かを避けられる)

:望まない現実を避ける、危機を回避する、良くない結果を恐れるなど、問題となる状況を避けるために行動する。そのため、「何かを避けられる」ことに対して、強く反応し、動機づけられる傾向があります。

 

これらを意識し、トークの中で、相手に合わせた問いかけをすると効果的です。

 

【目的志向型へのトーク・問いかけ例】

・お金があったら、欲しいものが買えるから、稼ごう!

・○○になったらいいと思いませんか

・○○になる方法を、知りたいと思いませんか

・○○できる□□があったら、欲しいと思いませんか

・お客様が勝手に口コミをおこしてくれたら、うれしいと思いませんか

 

【問題回避型へのトーク・問いかけ例】

・お金がなくなったら、生活できなくなるから、稼ごう!

・○○という悩みはありませんか

・○○に困っていませんか

・なぜ○○できないのだろう、と思いませんか

・広告を出しているのに、なぜお客様が来ないのだろうと悩んでいませんか

 

 テクニック2.人が感動する鉄板ネタを持っている

ーク力の高い人の話は、聞き手の記憶に残ります。

では、話の内容や出来事が、人の記憶に刻まれるのは、どんなときでしょうか。

 

実は、話や出来事が人の記憶に刻まれるのは、感情が大きく動いたときなのです。

つまり、感動したときに、記憶に刻まれるのです。

 

話のうまい人は、この仕組みを上手に使います。

人の感情が大きく動く話、感動する話の鉄板ネタを持っているのです。

 

「大きく感情が動く話」の例として、以下を挙げられます。

 

◇人の心の琴線に触れる話、思わず泣ける話

例:「母猫を亡くした子猫を、子犬を亡くした母犬が育てた」という話

 

◇新たな知識に驚く話、予想のつかない話

例:「3秒でエビフライを作る方法がある」という話

 

◇常識の逆をいく話、意外な話

例:「夏にスノーボードができる場所がある」という話

 

こうした話を交えながら、そのテーマに添ったいちばん伝えたいことを伝えると、

聞き手の記憶に定着され、印象に残るのです。

他に、恐怖を感じる話や悲しい話なども感情が動くので記憶には残りますが、

特別な意図がない限り、ネガティブな影響は与えないほうがいいでしょう。

 テクニック3.話をストーリーにして、聞き手を惹きつけられる

ーク力の高い人は、伝えたい内容やコアな思いを、ストーリーに仕立てて話すことができます。

ストーリーにしたり、エピソードを交えて話すことで、聞き手の興味を引き、感情を動かすことができます。

より内容を印象づけ、相手に影響を与えることができるのです。

 

【例】

●伝えたいコアメッセージ ⇒ 「人を見かけで判断してはいけない」

 

「駅の券売機の前でね、操作がうまく出来なくて、まごまごしているおばあさんがいたんですよ。」

「小さな駅で、券売機もふたつしかなくてね、おばあさんの後ろは列になっちゃったんです。」

「おばあさんのすぐ後ろに並んでいたのが高校生だったんですけど、これがまた悪そうな男の子でね、制服をだらしな~く着て、靴はかかとを踏んでいて、ガムをくちゃくちゃしながら、貧乏ゆすりしているんですね。」

「さぞかし、イライラしているんだろうなぁと思ったそのとき、その男の子、おばあさんの横に立って、こう言ったんです。『大丈夫ですか?もしよろしければ、お手伝いしましょうか』」

「その口調が、びっくりするほど礼儀正しかったのです。その後も『どこまで乗るのですか?』って丁寧に問いかけて、てきぱき操作を手伝って、御礼を言うおばあさんに『どういたしまして。どうぞお気をつけて。』って、お辞儀までしたんですよ。いやぁ、感動したなぁ」

 

いかがでしょうか。

「人を見かけで判断してはいけない」というフレーズを一度も使っていませんが、

十分にそのメッセージが伝わるのではないでしょうか。

 

このように伝えたいメッセージがある場合、そのまま伝えるのではなく、

ストーリーにして話ができないかと考えるとよいでしょう。