上司とのコミュニケーションポイント(今すぐできる10のポイント)

 ポイント1.あいさつ・返事にひと工夫する

あなたも毎日、数えきれないくらい「あいさつ」や「返事」をしていることでしょう。

初対面の人であれば、あいさつの仕方を意識するかもしれませんが、慣れてしまうと、多くの人が無意識にあいさつをしているかもしれません。

<あいさつ・返事のポイント>

1.あいさつの時には、相手の名前を呼ぶこと

2.目を見て笑顔で挨拶、返事をすること 

当たり前のこと、と思われますが、周囲をよく見てみましょう。実は意外とやっていない人が多いものです。

人は自分の名前を呼ばれることで、自分はこの人から「特別な存在として認められている」という心理になると言われます。

毎日のあいさつに、相手の名前を付け足すだけ。

 ポイント2.前向きな言葉を使う

あなたが上司だとして、後ろ向きな言葉を頻繁に使う部下と、前向きな言葉を使う部下がいたら、やはり前向きなことを言う部下の方に仕事を任せるのではないでしょうか。

ネガティブな発言が悪いのではありません。むしろ無理にポジティブなことばかり言う人は、問題を問題と捉えることができない場合もあります。

ついうっかり、ひとりごとや無意識にネガティブな発言をしていることはありませんか?

「自信がない」「できなかったらどうしよう」「どうせうまくいかない」などの言葉です。

一緒に接している人が、ネガティブな発言ばかりでは周囲にも影響が及んでしまいます。

<発言のポイント>

1.前向きに取り組む姿勢を伝えること 

もしも、新しい仕事を任され不安があったとしても、「実は不安もありますが、やってみます。」などのように、行動する姿勢を示しましょう。正直で積極的な姿勢がある部下に対して、上司も気持ちよく仕事を任せることができます。

 ポイント3.上司の話を「傾聴」する

上司から信頼をより早く得るためには、「聞き方」にも工夫があります。

セラピーやコーチング、NLPでは「傾聴」という話の聞き方のスキルです。

相手にあなたの話に興味を持って聞いていますよ、ということを示すことになり、相手は自分の話や自分の存在が大事に扱われている、という心理につながります。

<傾聴のポイント>

1.相手の話を最後まで聴くこと(途中で遮らない)

2.相手の話を否定しない。仮に考えが違っても、違いを受け入れること

3.うなずき、相槌で「あなたの話を聞いています。わかっています。」と示すこと

自分が発言したい気持ちをぐっとこらえて、まずは上司の話にしっかりと耳を傾けてください。

いつもより、あなたのためになる話もたくさん聞けることに気づくはずです。

 ポイント4.こまめに素早く報連相する

社会人であれば、「報連相」は仕事の基本、と教わったことがあるかもしれません。

上司が部下を育てていく上では、経験の浅い部下にも仕事を任せていく必要があります。

そんな時に、今、何をやっているか、どんな状況か、問題はないかがわからない部下と、それらをきちんと伝えてくれる部下がいたとすれば、当然伝えてくれる部下の方が安心です。

<報連相のポイント>

1.細かく素早い報連相を心がけること

細かに報告していると、あなたに対して「ちゃんとやっている」「指示通りに動いてくれている」という小さな信頼が積み重なって、やがて大きな信頼につながっていくのです。

「あいつに任せれば大丈夫だ」と信頼される部下になるには、こうした積み重ねが最短距離なのです。

 ポイント5.フィードバックを素直に受け取る

フィードバックというのは、あなたを成長させるためにあります。

あなたの言動や周囲が感じた事実をそのまま教えてくれる、言葉の鏡のようなものです。

もしもあなたに問題があると上司に映ったならば、それは上司にとっては事実です。

あなたがもっと成長するための、大事なヒントだと受け入れて改善していきましょう。

<フィードバックを受け取るポイント>

1.フィードバックが多いほど、もっと成長する可能性があると心得ること

2.厳しいフィードバックをもらった時ほど、そのことに感謝を伝えること

 

時には厳しい指摘や、認めたくないこともあるでしょう。

ただ、そんな厳しい指摘を言う側も、本当は言いづらいことをあなたのために言うのです。

感謝を言葉に出せば、あなたの心遣いが上司にも伝わります。

 ポイント6.アドバイスは即実践する

上司からのアドバイスをもらうこと、あなたにも経験があると思います。

自分なりのやり方で、自分で考えて・・・というのももちろん大事なことです。

ただ、あなたが最短距離で成長していくための考え方を思い出してください。

上司からのアドバイスとは、上司がこれまでに同じような経験をしたからこそ、あるいは、あなたよりも高い視点で物事を捉えているからこそのものです。

<アドバイスをもらった時のポイント>

1.守破離の「守」だと思って、まずは言われたとおりに実践してみること

2.実践したその結果を報告すること

上司は自分の経験を元に、あなたに良かれと思ってアドバイスをしているわけですから、それをムダにしては、上司の経験や上司そのものを軽視することにもなります。

成長のためには素直に実践してみる。もしもうまくいかなかったのなら、それをさらに相談してみましょう。

 ポイント7.仕事の仕方をマネする

「真似る」とは「学ぶ」と同じ語源だと言われます。

例えば、子どもが文字を覚える時、必ずお手本をなぞって真似ることから始めます。

あるいは、憧れのスポーツ選手のプレーやトレーニングを真似した経験がある方もいるでしょう。

何事も極めようとするならば、初めは師匠やお手本を「真似る」ことが、成長の最短距離だとされています。

あなたにとって、成長の最短距離を行くためのもっとも身近な師匠が上司です。

積極的に上司の行動や仕事の仕方だけでなく、考え方に至るまで真似していきましょう。

見て真似るだけでなく、上司に仕事のやり方、工夫を直接聴くことも大事です。

 

<マネするポイント>

1.「○○さんと同じやり方を真似させてください。」と上司に伝えておくこと

 

上司は、積極的に成長しようとしていること、そして何より自分を手本にしてくれているとわかって、そんな部下が可愛くないわけはありません。あなたがスキルアップするのと同時に、さらに上司との関係も良くなっていくのを実感できるハズです!

 ポイント8.秘密主義はNG。自己開示する

秘密主義というのは、上司から見ると、何を考えているかわからない部下と映ります。

プライベートの隅々までを話す必要はありませんが、ある程度自分のことを話すのは、上司に対して「あなたを信頼しています」「心を開いています」という意思表示につながります。

<自己開示のポイント>

1.自分が大事に思っていることを話してみること

 

例えば仕事の目標、人生の目標など、苦労やそれを乗り越えた経験など。

世間話や昨日食べたものを話すよりは、自分が今何に悩んでいるのか、どんな目標があるのかといったことを話してくれる部下に対して、上司は「自分が何か手助けできることはないか?」とより親身になって考えてくれるものです。

 ポイント9.飲みニケーションを活用する

上司と部下が日々の業務に直結するような話題に比べ、よりお互いを知る機会になるのが飲み会の場です。

若い世代の飲み会離れの傾向があるとも言われますが、新入社員の7割が飲み会でのコミュニケーションを期待しているという調査データもあるそうです。多くの人が、相手を知るためにコミュニケーションの機会を重視しているということです。

 

<飲みニケーションでのポイント>

1.上司の「話しを聴く」場として活用すること

 

お酒の力もあって、普段より自分のことを話しやすくなるのが飲み会の場です。

職場では、なかなか聴けないような上司の失敗談や成功談、あなたと同じように悩んだ時に、どうやって乗り越えたか・・・などの貴重な経験を知るチャンスです。

人は自分のことを良く知る相手ほど、信頼感を強めていきます。

例えば上司の価値基準を尋ねたり、傾聴力を発揮して話を聴くのに最適な機会です。

 ポイント10.こまめな御礼を大事にする

アドバイスをもらう、仕事を任せてもらう、手助けしてもらう・・・。

そんな時に、報告と共に御礼を言うのは当然の礼儀ですから、おそらくあなたもあなたの周囲もそうしていると思います。

 

<御礼のポイント>

1.御礼はこまめに、そして一工夫を加えること

 

例えば、先日はアドバイスをありがとうございました。と御礼を伝える時に、淹れたコーヒーをさり気なく出す、簡単なメッセージカードに感謝を伝える、など。あなたの気配りを上司はただ嬉しいと感じるでしょうし、こうした気の利く部下であれば大事な仕事や取引先を任せても大丈夫だと、信頼を寄せてくれるでしょう。

 まとめ

あなたは上司とのコミュニケーションをもっと楽にするために、何から実践していきますか?

大切なのは、スキルを使うことだけにとらわれるのではなく、「信頼関係を築く」ために、コミュニケーションをより良くしていく、ということです。

あなたがもっとモチベーション高く仕事をし、成長していく土台作りのために、日々コミュニケーションのポイントを実践していきましょう。